のんびり散歩に出かけてみた。新曲2曲の作詞をやる必要があるから、敢えて散歩です。少し遠めの、よく創作するときに使うコーヒー屋さんまで自転車で足を伸ばそうと思って漕ぎ始めたけど、なんか違う。スピード感が違う。自転車を漕ぐスピードはどうも思索に向いていないようで、すぐに止めた。デモ音源のテンポに合わせて歩を刻む、これに限るなあと思いながら昼前の太陽に向かって歩きました。
思考の当てがない場合は、進む方向にも当てがないに越したことはないです。ただただ歩く。曲がり角に来たらどっちかに曲がるか、そのまま直進するか。大通りは嫌いだから大概は裏路地をぶらつく。歩きスマホならぬ歩き読書とかカマすもんだから気付いたら目の前が塀だし。眼前の文章を追いつつも、ゆっくりと辺りの景色も同時に味わう、という行為が昔からとても好きで。なんとも異様な野郎が路地裏に出現することにはなるのだけど。
夏はいつの間にか過ぎ去った訳ではなくて、日々こくこくと同じペースを刻んで過ぎてゆく季節。これを肌で感じながら生活して行くことが大事なんだなあと改めて思っております。いろいろと新しいことにも乗り出さなきゃなと気持ちを新たにする季節の到来です。秋。