彦星と織姫に会えると楽しみにしていた娘は早々に撃沈、果たして優美な天の川が夜空を彩っていたのか、外に出て確かめるのも面倒だったので知る由もない。昨日今日と京都。この街は当たり前のように、歴史、文化が昔のまま渾然一体となって爆裂していて歩いているだけで涙が溢れそうでいけない。白川にほど近い祇園の権兵衛という蕎麦屋に入って瓶ビール呑みながら冷房が強すぎるので店員呼んで温度を上げてもらうよう頼むが一向に温かくならない。西日本は節電の意識がなかなかに低いようである。しかし出て来たあんかけうどんは飛び上がるほどに旨かった。