2012/06/28

いやあイタリア勝ったねぇ、バロテッリ凄かったねぇ、なんて。


日々特にサッカーと寄り添って生きている人間では全くない自分は、何故かこの前のEURO準々決勝「イングランドvs.イタリア」のハイライト映像をYOUTUBEかなんかで観て以来、何か大きなモノに背中を押されるように、昨夜の準決勝「ドイツvs.イタリア」は観なければならない気がしていた。


調べたら深夜3:45キックオフ。んんん、世のサッカーフリークたちが一斉に寝不足になっている様なことは風の噂で聞いてはいたが、いかんせん遅すぎる、というか早すぎる。が、この開始時刻を知っても尚、観なければならないという不思議な使命感は一向に薄れない。これは確実に呼ばれていると思い、すぐに実兄に電話。彼は方々でサッカーに関する記事を書いているその道のプロだ、きっと一緒に観戦すれば楽しいに違いない。


そもそもテレビは当の昔に打ち捨ててしまっているので拙宅での観戦は不能、他所でみせてもらう他ないので車を30分も走らせれば着く距離に住む兄を頼るのは自然な流れだった。思い立ってすぐに電話、快諾してもらえたので、さあいよいよ生放送で観戦する心づもりは固まった。普段なら寝に入る時間に起きなければならないのは、多少緊張するなと思いながら、渋谷での会合を早々に切り上げて帰宅。寝酒に白ワインを煽りながら鯛の刺身をつまむ。よし準備は整ったという頃合いは23時すぎ。一心に寝床に入っては、ここのところ寝付きの為に読んでいる「日本の歴史」(平安時代まで来たので第4巻)、というマンガ仕立ての子ども用書籍を仰向けになって広げた。いつもならば 5秒で眠りに落ちるところ、これまたなかなか眠れないオレは遠足待ちの小学生か。

 

とまあ、めでたく3時間ばかり寝て深夜の東京を練馬区まで飛ばしたのだった。見慣れた深夜の街は眠りを挟むだけでまた違ったものに見えるから妙で。昼間に全巻読んだ「アイ・アム・ア・ヒーロー」という連載中のゾンビ系漫画のことを思い出して、少し背筋がぞっとしてエレベーターのボタンを押した。さて、当試合の兄による記事はこちら